金属プレス加工を外注する際、
「技術的なことが分からないまま話が進んでしまった」
「価格だけで判断し、後から問題が出た」
といった経験はないでしょうか。
特に購買担当者や商社の立場では、専門的な知識をすべて理解することよりも、
失敗しない判断ができるかどうかが重要になります。
本記事では、流し読みでも要点がつかめるように、プレス加工30年以上 東大阪の中條製作所が、
金属プレス加工を外注する際に最低限確認しておきたいポイントを紹介します。
なぜ金属プレス加工の外注は失敗しやすいのか
金属プレス加工は、
「図面を渡せば製品ができる」
と思われがちですが、実際にはそう単純ではありません。
- 金型の設計や作り方
- 材料特性への理解
- 量産時の品質の安定性
- トラブル発生時の対応力
こうした要素が、品質・コスト・納期に大きく影響します。
見積書だけでは分からない部分が多いため、判断基準を持たないまま外注すると、
後工程で手戻りや追加対応が発生しやすくなります。
購買担当・商社が知っておきたい金属プレス加工の基礎
ここでは、技術的な詳細ではなく、
判断に必要な最低限の知識だけをお伝えします。
金属プレス加工とは
金型を使い、プレス機で金属板を成形・打ち抜く加工方法です。
同じ形状を安定して生産できるため、量産品に向いています。
「金型」が品質とコストを左右する
金属プレス加工では、製品そのもの以上に金型の設計・製作・管理が重要です。
金型対応力が弱いと、
・寸法不良が出やすい
・調整に時間がかかる
・量産時にトラブルが起きやすい
といった問題につながります。
見積・発注前に必ず確認すべき5つのポイント
ここからが本題です。
購買担当・商社の方は、以下の5点だけでも確認してみてください。
① 金型は内製か、外注か
- 金型を自社で設計・製作しているか
- 外注の場合、どこまで管理しているか
金型を含めて一貫して対応している会社は、
状況把握が早く、修正や調整もスムーズに進みやすい傾向があります。

② 試作から量産まで対応できるか
- 試作のみか、量産まで対応可能か
- 将来的な増産への対応力
単発の試作だけでなく、
その先の量産まで見据えた対応ができるかは重要な判断材料です。

③ 品質管理・検査体制はどうなっているか
- 検査はどの工程で行っているか
- 不良発生時の対応フロー
「検査しています」という言葉だけでなく、
具体的な体制や考え方を確認しておくと安心です。

④ ロット・納期への柔軟性
- 小ロット対応は可能か
- 急な変更や調整への対応力
特に商社の方の場合は、
加工先の柔軟性がそのまま自社の信用につながります。
⑤ トラブル時の対応姿勢
- 誰が窓口になるのか
- 問題発生時の初動は早いか
技術力だけでなく、
「相談しやすさ」や「動きの早さ」が、結果を大きく左右することも少なくありません。
実際、金型設計からプレス加工までを一貫して対応している加工会社では、
情報共有が早く、判断もスムーズに進みやすい傾向があります。
「相談しやすい加工会社」が失敗を減らすワケ
金属プレス加工では、
図面段階では見えなかった課題が、
実際の加工段階で見つかることがあります。
その際に重要なのが、
単なる指示待ちではなく、
加工側からも選択肢や改善案を提示してくれる姿勢です。
たとえば、
- この形状なら、こうした方が安定する
- 将来の量産を考えると、この設計が無難
といった一言があるだけで、
購買担当・商社としての判断は格段にしやすくなります。
まとめ|確認と相談が外注失敗を防ぐ
金属プレス加工の外注で失敗しないために、
購買担当・商社が意識したいポイントは多くありません。
- 技術をすべて理解しようとしない
- 代わりに、確認すべきポイントを押さえる
- 迷ったら、早めに相談する
この3点を意識するだけで、
外注時のリスクは大きく下げることができます。
東大阪にある中條製作所では、金型設計からプレス加工までを一貫して行い、
図面段階からのご相談にも対応しています。
加工先選定でお悩みの際は、まずは情報整理の一環としてご相談ください。

